生物・化学部

○活動場所;化学室  ○活動時間;月〜金曜 業後

@普段の活動

         主に次のような実験・研究をしています。

      ♢クモの研究…オオヒメグモなどのクモの飼育、研究

クモ卵中の胚の発生を中心に研究しています。

 

ハエトリグモの胚の発生の様子

観察5時間30分後

観察11時間15分後

観察25時間45分後

観察45時間00分後

観察62時間00分後

観察96時間00分後

観察125時間15分後

観察139時間00分後

 

・平成24年にこの部活で目指していたクモの重複胚(双子胚)の作出に成功しました。

 通常の胚は異常なくクモの形に成長しますが、重複胚とは体の一部が余分にできてしまった異常な胚のことです。

 ここでは通常胚に注射器を使ってクムルスという組織を移植することによって、人為的に重複胚を作出しました

 

 

 

アダンソンハエトリグモの

重複胚(写真:)と通商胚(写真:)

※左の重複胚には足が二対あることが確認できます。


♢その他…上記以外にも、随時次のような実験をしています。

           ペーパークロマトグラフィー、ルミノール反応の実験、光の屈折の実験、花粉飛来数の観測 etc…

                   ※部員がそれぞれ興味を持った分野の研究を行っています。

 


 

解剖教室の様子

A文化祭での活動

・液体窒素を用いた低温実験

 ・カルメ焼きつくり

 ・解剖教室

 ・霧箱(放射線飛跡の観察)

 ・骨格標本の展示 etc

 

 

 

平成23年度811日の小田先生の講義の様子

:名古屋南高校生物室

B特別活動

        1特別講義 

・平成22年度からオオヒメグモの研究が日本科学技術振興機構の

「中高生の科学部活動振興事業(プログラム)」に採択されました。

平成222324年とJT生命誌研究館・主任研究員小田広樹先生に

講義をしていただきました。また、平成25年度は武田科学振興財団

の高校理科教育振興に採択され、その支援を受けて同様に小田先生の

講義を実施しました。昨年度で支援は終わりましたが今年度も引き続き

講義は行う予定です。

各年度の講義のテーマは以下のようです。

 

22年度:平成22811日 「クモの研究を通して如何に科学に貢献できるか」

23年度:平成23811日 「多様性が生み出される基本原理が知りたい!

24年度:平成248月 1日 「クモの研究と数学・物理の接点」

25年度:平成25816日 「動物の背中とお腹を作る遺伝子〜脊椎動物とクモの共通性、ハエとクモの違い〜」

 

2各種発表会

・平成2383.4日に名城大学で行われた「日本生物教育会(JABE)66回全国大会(愛知大会)」のポスターセッションに参加して、部活で飼育・観察しているクモに関する発表を行いました。

ポスターセッションの様子

オオヒメグモのオス()とメス()の卵の

二種類のクモの卵の比較

 

・平成24年度から二年間「科学三昧inあいち」のポスターセッションに参加し、発表を行いました。

ポスターセッションの様子

 

         ・平成23年度から4回にわたり「高文連自然科学専門部発表会」へ参加しました。

        

         3観察・採集活動

         ・毎年5月に愛知池でクモの採集を行っています。

          現在、採集したクモで研究を行っています。

採集するクサグモの幼体

採集の様子

        

         ・中部蜘蛛懇談会の蜘蛛観察会に参加しトヨタの森へ行きました。

        

トヨタの森での様子

この写真の中にゲホウグモがいます。

どこにいるかわかりますか?

ムササビも見てきました。